2006年07月21日

mixiチェック

ワイヤレスジャパン2006

昨日(7月20日) 東京ビックサイトで開催されている「Wireless Japan 2006」へ行ってきました。
コンファレンスへの申し込みをしていなかったので、今回も展示場を見ての感想です。

全体的には「携帯の行方」がメインでした。
私としては今回はWLLCOMの「W-ZERO3」とauの「IP内線サービス」、携帯以外ではBluetooth/UWB/ZigBeeそして無線LANの住み分けと展開、そしてSkypeの台頭を期待していました。

全体的な感想はほとんどが携帯メインです。

展示場のレイアウトからも両端にKDDIとDocomo、ひとつ内側にWLLCOMとYOZANといったPHS系
その脇に松下やNEC、シャープなどの大手メーカー
完全にはさまれる形でメーカーやベンダーが...その中に専門誌各社が呼び込みをしている
こんな状況です。
でもよく見ると携帯電話系でvodafone改めSoftbankの姿が見えません。
また携帯市場に参入しようとしているe-Accessなども...
それよりも、なぜにワイヤレスと謳いながら、携帯がメインなのでしょうか?

もちろん、携帯と無線LAN以外のワイヤレスでは、特にZigBeeが頑張っているように思えました。BluetoothやUWBもあるのですが、どこかパッとしません。
BluetoothやUWBはどこへ向かおうとしているのでしょう。
Bluetooth製品は一時期に比べ少なくなりました。
UWBについては、民生品はほとんど無いように思えます。
これは私の感想です。私が不勉強で無知なだけでしたらご指導願います。

そんな中で携帯、特にKDDI/auとWLLCOMは入り口にあったこともあり、健闘していたように思います。逆にDocomoは...

auは無線LANやWiMAXなどIPネットワークとの融合を目指しているようでした。
このことはテレビ東京のWBCでも紹介されていましたが...
私が気になったのが、IPによる無線内線システムです。
事業所内に設置するのがOFFIMOといい、それに対応したビジネスケイタイがE02SAだそうです。
メーカーの方に聞いたところ、30名規模〜の事業所の導入を予定しているとのことでした。
しかし、このシステムはPBXを必要とするようでビジネスホンを入れている環境で無いと使えないようです。

今回、一番時間をとってみたのがWLLCOM。
W-ZERO3[es]やはりWLLCOMIとしても最も力を入れていたのがW-ZERO3でした。
特に7月27日発売のW-ZERO3[es]
PDAそのもののW-ZERO3に比べ、小ぶりですので画面が小さいかなあと思いましたが、結構読めます。
触ってみた感じはほしくなりました。
W-ZERO3で対応していなかったQRコードに対応したり、Outlookでない専用メーラーがついたり、USBのホスト機能があったりと機能的には魅力です。
また連続稼働時間と価格もそれぞれ改善されたようです。

しかし、無線LANの機能は別途になってしまったようです。
説明してくれたオニィちゃんの話だと「サイズを小さくしましたからその分削ったところがありまして...」そこが無線LAN機能。
うぅぅ...無線LAN機能は削らんでほしかった。
無線LAN機能が必要ならばWS004SHか、別売の無線LAN miniSDカードを追加してほしいとのこと。
実はSkypeの端末として、何かいいものは無いかと考えていたところもあり、無線LANが外付となるのは...
仕事用の電話として、持ち運びメーラーとして、客先でのWEB確認用として、mixi用として(°o°(☆◯=(-"-#)。オラッ
ちょっと分厚いですがよさそうでした。

そのほかSkypeやグループウエアとの連携を期待したところもありましたが、ほとんど無かったです。
IBS Japanの「ClearSky」は興味があったのですが、なぜか見過ごしてしまいました。
ソフィア総合研究所の「ePBX for SKYPE」もSkypeで転送できるというのはよいのですが...
とにかく両端以外は目的とするものが見つけにくかった展示会でした。

しかし、せっかくワイヤレス製品/サービスの展示会なのに、その特性をうまく生かそうとしないのだろうか?
たとえば、RFID/無線LAN/UWB/ZigBee/Bluetooth何でもありで端末や接続装置等を来場者に貸し出す。
その代わりパンフレットは一切渡さない。
パンフレットはすべてブースの前を通る各来場者の端末に送られる。
来場者は気に入れば、製品情報をメール/郵送/セールス担当のいずれかで取り寄せられるようにする。
もちろん、その場での商談アポイントメントを取り付けてもよい。
名刺の代わりにVCardみたいなものの交換でもよい。
とにかくワイヤレスの特性を生かして来場者と情報交換する。
そうすることで、各ブースは即座に人気や注目度を得られる。
来場者としても、余分なパンフを帰りに捨てる必要が無い。エコである。
パンフレットって、いらないんだけど受け取っちゃたり、ノベルティにつられて名刺と交換しちゃったり
あとでいらないのにDM送られてきてうんざりしたり、持ち帰るのが重かったり...
逆にブースに活気が無いから、必要な資料や説明を逃したり...
ブースに人がいなくても、そのブースの前で来場者が端末からコールして、もし担当が出てこれなくても後で来場者と接触してビジネスチャンスを広げることができるではないのか?

せっかくのこの展示会の特性が生かされていないような気がした。

Beliveにとってアイデアが資源です。
特に業務系のシステムのアイデアに強い会社(?)に育てようと考えています。
ワイヤレスはそういう意味で今後、重要なアイテムとなりえます。
勉強しなくては...


見終わって出口をでると、「おさかな天国」という歌にのって魚のにおいがしてきました。
ジャパン・インターナショナル・シーフード・ショー
おいしそうでしたが、次の予定もありましたのであきらめました。


 



【ぐっと&ニュー】
ビックサイトから、臨海副都心線=>JR埼京線を使い、新宿へ
直通でいけるので、30分ぐらいで東京を迂回しながらも反対側までいけます。

新宿で仕事の打合せと起業等に燃える方々と食事をする機会がありました。
私のほうがいろいろと勉強させていただいた一日でした。



(17:11)

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