2006年06月19日
お久しぶりです。
最近、ブログの更新をあまりしていなくてすみません。
さて、今回のお題は「仮想化技術」です。
私は、現在2つの仮想化技術を用いたソフトを持っています。
もちろんどちらも合法的なものです。
1つは、PC上に仮想化したPCを構築するもの。
もう一つは、ソフトウエアで仮想化したCD/DVDドライブを構築するもの。
先日、請け負っている仕事を遂行するため、「VMWare Workstation 5.5 for Windows」と言うソフトを購入しました。
VMware Workstation 5 for Windows日本語版
ご存じの方も多いと思いますが、これは前者の「PC上に仮想化したPCを構築するもの」です。
なぜ、このソフトが必要だったのでしょう。
理由 (1) : 新しいPCを購入または借りる金がない。
私が生業としているのは「システムコンサルタント」及び「システム開発」です。
相談を受けた、あるいは請け負った業務を遂行するに辺り、お客様と同等の環境を作らなければなりません。
しかし、単純に同じ機器をそろえるほどの予算はありません。
だからといって、常に客先で提案書の作製やテストを行うわけにはいきません。
そこで、VMWareで、自分が所有している資源の中に客先と同等あるいは似せた環境を作ります。
そうすることで、少ない予算で効率的な業務を遂行しています。
理由 (2) : 物理的な場所がない。
理由(1)と同様ですが、客先と同等の環境をそろえることは物理的な空間の確保も必要となります。
また、コンピュータにしろ、ネットワーク機器やその他の周辺機器にしろ、すべて電気で動きます。
そのため、電気の容量も気にしなければなりません。
もちろん仮想化では、完全に客先の環境を作ることはできません。
しかし、求めるところが明確であれば、同等の環境は少ないコストとスペースで準備できるはずです。
理由 (3) : 何度も試す。(壊れることをおそれない)
物理的なマシンに比べて、仮想化したマシンの利点は「やり直せる」こと。
物理的なマシンにあるOSをインストールします。その後、設定を間違えたら、再度インストールからはじめなければなりません。
しかし、仮想化したマシンならば、途中経過を保存しておけば、そこまで戻ることができます。
特にVMWareの場合には、「スナップショット」という機能があり、万一設定を間違えてもそこまで戻れば、再開ができます。
理由 (4) : 完了後のコストと再開時のコスト
依頼を受けたプロジェクトが完了したとしましょう。
そうすると、作った環境はとりあえず必要がなくなります。
しかし、実際にはその環境はとっておく必要があります。
なぜなら、契約上保証しなければならない期間がありますし、改良を依頼されたとき、再度環境を整えるのは大変です。
だからといって、物理的なマシンは使わなければ邪魔ですし、保管にコストも必要です。
その点、仮想化してしまえば、バックアップを保管するコストのみでOKです。
また、再開する際もリストアすれば済みます。
再度マシンをそろえるコストも、インストール作業をするコストも要りません。
理由 (5) : 共同作業
依頼されたプロジェクトは、ひとりで行うことは希です。
複数人で同じプロジェクトを行う場合、通常は一カ所に集まり作業をします。
しかし、必ずしもそういった作業環境が確保できるとは限りません。
特に私のような独立系のコンサルだと、プロジェクトも複数社が絡んできます。そうなると規模によってはそれぞれの職場にて開発をしなければなりません。
そんな時にどのようにシステム環境をそろえるかが重要です。
もちろん「iDCを借りて、VPNでつなぐ」という方法や「物理的なマシンを拠点の数だけ用意する」という方法もありますが、果たしてそれがベストの方法でしょうか?
プロジェクトの進め方によってはバージョニングが必要ですし、システム環境の配布は多大なコストを必要とします。
仮想化されたマシンは、システム環境の配布に関するコストを軽減しますし、バージョニングに関しても寛大です。
理由 (6) : 資料作成が楽。
仮想化されたマシンは、利用者がいつも使い慣れている環境の上で動きます。
そのため提案書や仕様書、マニュアルを作製する際に、仮想化されたマシンは使い慣れたソフトの一つとして利用できます。
もちろん、物理的なマシンを並べて見比べながら提案書や仕様書、マニュアルを作ることは可能です。
しかし、決定的に有利なのは以下のようなことです。
a.仮想化されたマシンの画面を、すぐにキャプチャできる。
b.仮想化されたマシン上の文字を、(制約はあるが)コピー&ペーストできる。
2台以上のマシンを行き来することは大変です。
そういった意味で、特に私のような提案を主とするものとしては最適です。
もちろん、VMWareを導入することが絶対でもありませんし、ベストではないかもしれません。
しかし、業務を効率的に勧める上で、VMWareを利用することは有効な一手段と言えるでしょう。
もう一つの仮想化技術についてですが、だいぶ長文になりましたのでまたの機会にしたいと思います。
