2005年10月07日

mixiチェック

サイボウズ社の社内ブログに
社内ブログ普及は「ツール」より「スキル」「文化」がカギ
という記事がありました。

でも、私は思うのです。「社内ブログの普及のカギは『目的』」だと。
一般のブログは、ブログの生い立ちが示すように雑記、雑感でかまわないと思います。
元々が開発者が開発中の記録を残しておくことから始まったもの。
特に目的を持たなくても取り立てて困らないし、堅苦しくいろいろなことを決めてしまったら、書く気を失ってしまいます。
しかし、一般のブログ(個人はもちろん会社の顔となるブログも含む)はこれで無問題。

では、社内ブログもこれでよいのか?
社内ブログの場合は、これでは役に立たないと思います。
もちろん、社員個々が単に記録を残すものでしかない場合、雑記/雑感が残るだけで後ほど利用しようとすると使いづらいものになっているのではないでしょうか。

私は次のように考えます。

  1. 社内ブログは日誌である。
  2. 社内ブログは伝言板である。
  3. 社内ブログは備忘録である。
  4. 社内ブログはエキスパートシステムである。
  5. 社内ブログはナレッジデータベースである。
  6. 社内ブログは議事録である。
  7. 社にブログは評価シートである。

これらはすべて「利用目的」が先に存在する。
確かにブログは「ツール」であり、使いこなす「スキル」が必要ではある。
しかし、そこに目的がなければブログでなくても、グループウエアの掲示板やメーリングリストとの区別はない。

そこには「情報の共有」「情報の伝達」「情報の再確認」「知識の再利用」といった目的が存在する。
この目的こそがあるからこそ、おじさん達も必要に迫られて、閲覧し投稿をするのである。
目的もなく、おじさん達が社内で日記を公開すると思いますか?

よく「文化」ということばが使われることがある。
でも「文化」は作るものではなく、創られるものである。

もし、あなたの会社で「社内ブログ」を始めたいならば、まずはどんな目的で記録を残し、公開しようとしているかを考えることをおすすめする。



(00:33)

この記事へのコメント

1. Posted by MOO(cpiblog01264)   2005年10月07日 01:01
コメントありがとうございます。
ブログは社内の情報共有を促進させる効果を持っていると私も思います。
確かにセキュリティの確保は難しいものはありますが、逆に「なぜ社内でのブログにセキュリティを必要とするか」についても考えるべきだと思います。

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