2006年07月21日
昨日(7月20日) 東京ビックサイトで開催されている「Wireless Japan 2006」へ行ってきました。
コンファレンスへの申し込みをしていなかったので、今回も展示場を見ての感想です。
全体的には「携帯の行方」がメインでした。
私としては今回はWLLCOMの「W-ZERO3」とauの「IP内線サービス」、携帯以外ではBluetooth/UWB/ZigBeeそして無線LANの住み分けと展開、そしてSkypeの台頭を期待していました。
全体的な感想はほとんどが携帯メインです。
展示場のレイアウトからも両端にKDDIとDocomo、ひとつ内側にWLLCOMとYOZANといったPHS系
その脇に松下やNEC、シャープなどの大手メーカー
完全にはさまれる形でメーカーやベンダーが...その中に専門誌各社が呼び込みをしている
こんな状況です。
でもよく見ると携帯電話系でvodafone改めSoftbankの姿が見えません。
また携帯市場に参入しようとしているe-Accessなども...
それよりも、なぜにワイヤレスと謳いながら、携帯がメインなのでしょうか?
もちろん、携帯と無線LAN以外のワイヤレスでは、特にZigBeeが頑張っているように思えました。BluetoothやUWBもあるのですが、どこかパッとしません。
BluetoothやUWBはどこへ向かおうとしているのでしょう。
Bluetooth製品は一時期に比べ少なくなりました。
UWBについては、民生品はほとんど無いように思えます。
これは私の感想です。私が不勉強で無知なだけでしたらご指導願います。
そんな中で携帯、特にKDDI/auとWLLCOMは入り口にあったこともあり、健闘していたように思います。逆にDocomoは...
auは無線LANやWiMAXなどIPネットワークとの融合を目指しているようでした。
このことはテレビ東京のWBCでも紹介されていましたが...
私が気になったのが、IPによる無線内線システムです。
事業所内に設置するのがOFFIMOといい、それに対応したビジネスケイタイがE02SAだそうです。
メーカーの方に聞いたところ、30名規模〜の事業所の導入を予定しているとのことでした。
しかし、このシステムはPBXを必要とするようでビジネスホンを入れている環境で無いと使えないようです。
今回、一番時間をとってみたのがWLLCOM。
やはりWLLCOMIとしても最も力を入れていたのがW-ZERO3でした。
特に7月27日発売のW-ZERO3[es]
PDAそのもののW-ZERO3に比べ、小ぶりですので画面が小さいかなあと思いましたが、結構読めます。
触ってみた感じはほしくなりました。
W-ZERO3で対応していなかったQRコードに対応したり、Outlookでない専用メーラーがついたり、USBのホスト機能があったりと機能的には魅力です。
また連続稼働時間と価格もそれぞれ改善されたようです。
しかし、無線LANの機能は別途になってしまったようです。
説明してくれたオニィちゃんの話だと「サイズを小さくしましたからその分削ったところがありまして...」そこが無線LAN機能。
うぅぅ...無線LAN機能は削らんでほしかった。
無線LAN機能が必要ならばWS004SHか、別売の無線LAN miniSDカードを追加してほしいとのこと。
実はSkypeの端末として、何かいいものは無いかと考えていたところもあり、無線LANが外付となるのは...
仕事用の電話として、持ち運びメーラーとして、客先でのWEB確認用として、mixi用として(°o°(☆◯=(-"-#)。オラッ
ちょっと分厚いですがよさそうでした。
そのほかSkypeやグループウエアとの連携を期待したところもありましたが、ほとんど無かったです。
IBS Japanの「ClearSky」は興味があったのですが、なぜか見過ごしてしまいました。
ソフィア総合研究所の「ePBX for SKYPE」もSkypeで転送できるというのはよいのですが...
とにかく両端以外は目的とするものが見つけにくかった展示会でした。
しかし、せっかくワイヤレス製品/サービスの展示会なのに、その特性をうまく生かそうとしないのだろうか?
たとえば、RFID/無線LAN/UWB/ZigBee/Bluetooth何でもありで端末や接続装置等を来場者に貸し出す。
その代わりパンフレットは一切渡さない。
パンフレットはすべてブースの前を通る各来場者の端末に送られる。
来場者は気に入れば、製品情報をメール/郵送/セールス担当のいずれかで取り寄せられるようにする。
もちろん、その場での商談アポイントメントを取り付けてもよい。
名刺の代わりにVCardみたいなものの交換でもよい。
とにかくワイヤレスの特性を生かして来場者と情報交換する。
そうすることで、各ブースは即座に人気や注目度を得られる。
来場者としても、余分なパンフを帰りに捨てる必要が無い。エコである。
パンフレットって、いらないんだけど受け取っちゃたり、ノベルティにつられて名刺と交換しちゃったり
あとでいらないのにDM送られてきてうんざりしたり、持ち帰るのが重かったり...
逆にブースに活気が無いから、必要な資料や説明を逃したり...
ブースに人がいなくても、そのブースの前で来場者が端末からコールして、もし担当が出てこれなくても後で来場者と接触してビジネスチャンスを広げることができるではないのか?
せっかくのこの展示会の特性が生かされていないような気がした。
Beliveにとってアイデアが資源です。
特に業務系のシステムのアイデアに強い会社(?)に育てようと考えています。
ワイヤレスはそういう意味で今後、重要なアイテムとなりえます。
勉強しなくては...
見終わって出口をでると、「おさかな天国」という歌にのって魚のにおいがしてきました。
「ジャパン・インターナショナル・シーフード・ショー」
おいしそうでしたが、次の予定もありましたのであきらめました。
2006年07月07日
BeLiveの封筒を作ってみました。
印刷屋にお願いすれば、もっときれいにできるかも知れません。
しかし、何事も経験ですし、できれば自分なりにデザインしてみたかったので作りました。
今回、この封筒を作った目的は以下のとおりです。
- 開業等、BeLiveに関する挨拶・案内
- 契約書類や請求書等の発送
当初は「開業の挨拶状」をはじめに送るつもりでしたが、忙しさにかまけてなかなか作成できないでいました。
そうこうしているうちに、請求書を発送するほうが先となり、第1号は「請求書在中」の印を押して使用しました。
それにしても、「請求書在中」印って、あんなに値段が違うんですね。
最初買おうとしたのが、某有名印章メーカーのスタンプ台を必要としないタイプ。千円強しました。
ある事務用品店で見つけたスタンプ台を必要とするタイプが、2千円弱。
そして百円ショップで見つけたのが、スタンプ台を必要としないタイプ。もちろん100円。
事務所の住所などの印ならば、ちゃんとしたものを買うべきでしょうが、「請求書在中」と記すだけであり、消耗品と考えると...結局 百円ショップで購入。
話を戻して、今回作成した封筒には「KOKUYO カラープリンタ封筒」を使いました。
プリンタはもちろん「Canon MP800」
作成ソフトは「KOKUYO 合わせ名人2(簡易版)」
を使用しています。
プリンタとソフトの組み合わせはすでに名刺やパンフにつけるラベル等で経験がありますので、今回もたいしたことはないと思っていました。
しかし、「KOKUYO カラープリンタ封筒」の裏面 説明書きをよく読むと「キャノン ピクサスシリーズでは使えません」とあったんです。
では、MP800では使えないのでしょうか?
このあと、「KOKUYO カラープリンタ封筒」にMP800で印刷する方法を残します。
1.封筒のテンプレート
まずは、「KOKUYO 合わせ名人2(簡易版)」に「KOKUYO カラープリンタ封筒」のテンプレートがありません。
そこで『「合わせ名人2」ダウンロード』から『「カラープリンタ封筒」テンプレート集』をダウンロード=>解凍=>"KOKUYO\合わせ名人2\My Label"に保存しておきます。
テンプレートは数種あります。使いたいテンプレートを入れてください。
私は「定形宛名」「定形小宛名」「定形枠付」「定形小枠付」をダウンロード。
結局「定形宛名」「定形枠付」のそれぞれの部分を利用してBeLive用テンプレートを作りました。
2.基本的な作成手引き
基本的には上記のダウンロードページに封筒の作成方法が記されているので、それを参考にしてください。
3.MP800だから...
問題は「キャノン ピクサスシリーズでは使えません」という注意書き。
どうやら正当なやり方では利用できません。
(1)用紙がセットできない。
最初、オートシートフィーダに封筒をセットしました。
しかし、オートシートフィーダのガイドレールは硬くて、封筒を印刷するたびに直すのは大変なことです。
また封筒の差込向きがオートシートフィーダ側ではうまく合いません。
そこで、私は前面給紙カセットにセットしています。
なお、紙をセットする場合、あらかじめテスト紙で間違いがないか確認してください。
ガイドレールは、封筒のサイズに合わせます。(2)用紙の向きが変。
用紙の向きですが、のりしろ側が内側(左側)になるようにセットします。(3)用紙サイズが変
ダウンロードページでは「ユーザ定義サイズ」とありますが、このサイズだと印刷の際に拒否されます。
もちろんプリンタドライバから「洋形封筒4号/6号」「長形封筒3号/4号」を指定することができますが、このサイズでも拒否されます。
結局、「A4縦」が妥当サイズのようです。(印刷時に警告は出ますがA4でいけます)(4)マージン位置が変
そのまま、印刷すると痛い目にあいます。
なぜなら、マージン位置が変だからです。
そこで「合わせ名人2」の印刷調整の右方向を62mmにします。
これで印刷したのが、写真のとおりのものです。
わかってしまえば楽なのですが、ここまで見つけるのに半日かかってしまいました。
また、マージン設定は保存されないのでその都度、設定します。
今のところ、大量に郵便物を発送したりすることがありませんが、今後 発送したりしなければならないものが増えたり、もっと大きな封筒を必要するようになれば印刷屋さんに頼まなければなりません。
それまでは、都度都度 自分で封筒を作ろうと思います。
2006年07月06日
先日、16歳で大リーグと契約した少年がテレビに出演したときのサインに
「コツコツ」
と書いていました。
先週末のSmaSTATIONでは、松下幸之助の特集をやっていました。
前から松下幸之助 語録を探していました。
「無理に売るな。
客の好むものも売るな。
客のためになるものを売れ」
この言葉を探して
この言葉と初めてあったのは5年前のSoftware Designという雑誌の記事でした。
それはサイボウズ社関連の記事(詳しくはサイボウズ営業部ブログのコメントで)
それ以来、自分が会社を創る時も、この言葉をもらおうと思っていました。
松下幸之助翁の言葉には、今でも通用し且つ教えられることがたくさんあります。
今日、本屋の棚の奥に「松翁論語」という本を見つけました。
(買えばよかったのですが、例の言葉が見つからなかったので、今日買うのは見送ってしまいました)
松下翁の言葉の中には、「コツコツと頑張らなければならない」と言う言葉もあれば、「積極的に」「責任を持って」といった言葉も...
そしてやはり「事業は人」と言う言葉も
BeLiveは、私個人の事務所として始めました。
しかし、そろそろ法人化の必要性も出てきました。
そして法人化を考える上で、やはりパートナーの必要性も...
話替えます。
本当はこんな重い話題のつもりではありませんでした。
実は、開業してから早3ヶ月が経ちました。
おかげさまで、皆様からのご愛顧により、BeLiveを続けさせて頂いています。
ありがとうございます。
おかげさまで忙しく3ヶ月を過ごさせて頂いたので、経理処理もだいぶ溜まってしまいました。
今までもチョコチョコやってはいたのですが、やはり溜まってました。
そこで今週は経理処理に励んでいます。
現在、BeLiveには会計ソフトとして
わくわく財務会計 2 スタンダード
(ピクシス)を入れています。
実はこのソフト、有名な会計ソフト「弥生会計」と基が同じと知ってました?
元々はミルキーウエイの「大番頭/小番頭」だそうです。
前の会社で大番頭はさわったことがありました。(といってもインストールと動作確認をしただけ)
そんなこともあり、どちらにしようか悩んだのですが、値段とそしてサポートの良さで「わくわく財務会計」にしました。
今週はこれを使っての経理処理です。
しかし、経理って自分に向いてないとつくづく思います。
法人化した際は、専門の人を入れないと。
なんとか、領収書の束は処理できました。
売り上げも2ヶ月おきですがなんとか
収支もあってます。
なんとか処理はうまくいっていそうです。
しかし、今後はなるべく溜めないようにしないといけないですね。
小さいことからコツコツと
2006年07月03日
暑い日が続いていますが、皆様お過ごしでしょうか?
あまりに暑いので、この話題はもっと早く載せなければならなかったのですが、遅ればせながら...
先週(6月28日〜30日)、東京ビックサイトで
- 第9回 組み込みシステム開発技術展
- 第1回 RFIDソリューションEXPO
- 第15回 ソフトウエア開発環境展
- 第8回 データストレージEXPO
- 第3回 情報セキュリティEXPO
- 第11回 データハウスウエア&CRM EXPO
が開催されていたので、行ってきました。
事前登録してチケットを入手しようかなと思っていたのですが、お取引をさせて頂いている「マイルストーン株式会社」様からチケットをいただきましたのでそれで行ってきました。
今回は、ネットだけでは収集できない情報関連環境の市場動向調査、めぼしいものがあればクライアントへの提案材料の収集を目的に行って参りました。
全部で6つ(? 7つ)の展示会がいっぺんにやっているので、見て回るコース順と時間配分をして3時間コースで行って参りました。
(会場には「2,3日掛けてまわってください」と書いてあったけど、それほどの時間とコストは掛けれない。第一疲れる。だから3時間一本勝負)
コース順は、上記のタイトル順です。
今回、ARM、シンクライアント、組み込みLinux、画像処理が目につきました。
シンクライアントでは、MINI PCというのが数社から展示されていました。
見た目が「LinkStation」や「玄箱」の両側に金属プレートをつけたようなものです
ハードディスクありのものもありました。
(それって、本当にシンクライアント?)
ARMやμLinuxなども熱かったです。
ここは触手が全然のびなかったので、ほとんど通り過ぎてしまいました。
なぜ、触手がのびないのでしょう。
ここは前職でのおつきあいのある会社が多くあるので、時間を掛けようと思ったのですが、なぜかそれ以外は触手がやっぱりのびないですね。
今年はUMLでの開発ツールもでていたのですが...UMLってどうなんでしょう。
一時期UMLを採用しようと勉強したこともありますが、結局 フローチャートかE-R図を使うことが多々。
やはりUMLはツールであり、そこから何かが生まれる訳ではありません。
システム開発者にとって熱くても、実際にクライアントにとってはあまり興味がないもの。
そうなると触手が動かないですね。
さて、以前からおつきあいがあるところはどうでしょう。
インフォテリア ASTERIA
XMLに強いインフォテリア様。でもASTERIAはXMLだけにとどまっていない。
バックにデータベースがたくさんあり、アウトプット先が多種あっても高速でコンバートすることを主としたツールはなかなかないですね。
データ転送ツールは結構ありますけど、ASTERIAほどではありませんし、ASTERIAに比べると結構コストパフォーマンスがよくないです。
開発ツールと言うよりは、BIツールに近いです。
そのためか第11回 データハウスウエア&CRM EXPO でも松下電工インフォメーションシステムズ株式会社ではBIツールとして、ASTERIAを紹介していました。
ある意味正解だと思います。y.s.s. PDFメイクアップ / IOWebDoc
前職で社内情報統合システム内に、建築設計図書の承認及び原本管理を行う電子書庫を構築したおり、PDFメイクアップを導入しました。
y.s.s.はPDFに関しては特に強いソフトハウスです。
前者のインフォテリアがXMLをコアとしていろいろな入出力を提供しているのに対して、y.s.s.はPDFでの出力/編集の自動化に特化した企業です。
PDFによる書類の電子化は当たり前のようになってきています。
今後、システム提案する上でおつきあいを重ねて行きたい企業です。
ここも以前に比べると触手が動きません。
以前はサーバの管理もしていたのでバックアップとか興味あったせいなのでしょうか?
それよりも何か目玉がなかったように思います。
去年辺りから「内部統制」がこの手の展示会では中心になっています。
しかし、前々から思っているのですが、果たしてソフトを替えたら内部統制できていると言えるのでしょうか?
また「日本版SOX法対応」と書かれたソフトでないと内部統制はできないのでしょうか?
そういえばISO9000やISO14000が流行ったときには「ISO9000対応」と言われたものが、個人情報保護法が施行された時には「個人情報保護法対応」と言われたものがでました。
本当に内部統制などを考えるならば、ブームに踊らされたものではなく、きちんとしたリスク管理、対策を体系づけて行うべきだと思います。
やはりここで気になったのはBIツールです。
CRMも気にはなります。でも...
ただしBIツールもそれほど目玉となるものも...その中で気になったのが2つ。
その一つはすでに述べた「インフォテリア ASTERIA」です。
そしてもう一つは
マイルストーン データスタジオ@WEB
おつきあいあるからと言う訳ではありません。
このツールはバージョンを重ねる毎によくなってきていると思います。
確かにデザイン性は、他のOLAP/BIツールと比べると...
しかし、機能的には徐々にですが成長を続けています。
OLAPやBIツールを使う場面はどこでしょう?
主に使われるのは研究機関もあるでしょうが、企業です。
企業のユーザはその都度、テーブルの選択とか、項目の選択とかするでしょうか?
また企業のように組織が流動的なところで、ソフトや設定の配布は果たして有効でしょうか?
そして、先の内部統制にも絡む話ですが、情報の通り道はなるべく脇道がないに越したことはありません。そうなると、ユーザの管理は多重化したり、認証が複雑になることをよしとするでしょうか?
今回のデータスタジオ@WEBはその辺りを中心に成長しています。
目に見えないものですし、利用者は気付かないかもしれませんが、結構 すごいことです。
以上、3時間駆け足で見てきた感想です。
全体的にそれほど目新しさもなく、以前のようなテーマ性もありませんでした。
そしてそれぞれの展示会の垣根があやふやになってきている気がしました。
でも、展示会で実際に手で触れて見てくることは必要ですね。
次はどの展示会に情報収集に行こうかな。
2006年06月19日
お久しぶりです。
最近、ブログの更新をあまりしていなくてすみません。
さて、今回のお題は「仮想化技術」です。
私は、現在2つの仮想化技術を用いたソフトを持っています。
もちろんどちらも合法的なものです。
1つは、PC上に仮想化したPCを構築するもの。
もう一つは、ソフトウエアで仮想化したCD/DVDドライブを構築するもの。
先日、請け負っている仕事を遂行するため、「VMWare Workstation 5.5 for Windows」と言うソフトを購入しました。
VMware Workstation 5 for Windows日本語版
ご存じの方も多いと思いますが、これは前者の「PC上に仮想化したPCを構築するもの」です。
なぜ、このソフトが必要だったのでしょう。
理由 (1) : 新しいPCを購入または借りる金がない。
私が生業としているのは「システムコンサルタント」及び「システム開発」です。
相談を受けた、あるいは請け負った業務を遂行するに辺り、お客様と同等の環境を作らなければなりません。
しかし、単純に同じ機器をそろえるほどの予算はありません。
だからといって、常に客先で提案書の作製やテストを行うわけにはいきません。
そこで、VMWareで、自分が所有している資源の中に客先と同等あるいは似せた環境を作ります。
そうすることで、少ない予算で効率的な業務を遂行しています。
理由 (2) : 物理的な場所がない。
理由(1)と同様ですが、客先と同等の環境をそろえることは物理的な空間の確保も必要となります。
また、コンピュータにしろ、ネットワーク機器やその他の周辺機器にしろ、すべて電気で動きます。
そのため、電気の容量も気にしなければなりません。
もちろん仮想化では、完全に客先の環境を作ることはできません。
しかし、求めるところが明確であれば、同等の環境は少ないコストとスペースで準備できるはずです。
理由 (3) : 何度も試す。(壊れることをおそれない)
物理的なマシンに比べて、仮想化したマシンの利点は「やり直せる」こと。
物理的なマシンにあるOSをインストールします。その後、設定を間違えたら、再度インストールからはじめなければなりません。
しかし、仮想化したマシンならば、途中経過を保存しておけば、そこまで戻ることができます。
特にVMWareの場合には、「スナップショット」という機能があり、万一設定を間違えてもそこまで戻れば、再開ができます。
理由 (4) : 完了後のコストと再開時のコスト
依頼を受けたプロジェクトが完了したとしましょう。
そうすると、作った環境はとりあえず必要がなくなります。
しかし、実際にはその環境はとっておく必要があります。
なぜなら、契約上保証しなければならない期間がありますし、改良を依頼されたとき、再度環境を整えるのは大変です。
だからといって、物理的なマシンは使わなければ邪魔ですし、保管にコストも必要です。
その点、仮想化してしまえば、バックアップを保管するコストのみでOKです。
また、再開する際もリストアすれば済みます。
再度マシンをそろえるコストも、インストール作業をするコストも要りません。
理由 (5) : 共同作業
依頼されたプロジェクトは、ひとりで行うことは希です。
複数人で同じプロジェクトを行う場合、通常は一カ所に集まり作業をします。
しかし、必ずしもそういった作業環境が確保できるとは限りません。
特に私のような独立系のコンサルだと、プロジェクトも複数社が絡んできます。そうなると規模によってはそれぞれの職場にて開発をしなければなりません。
そんな時にどのようにシステム環境をそろえるかが重要です。
もちろん「iDCを借りて、VPNでつなぐ」という方法や「物理的なマシンを拠点の数だけ用意する」という方法もありますが、果たしてそれがベストの方法でしょうか?
プロジェクトの進め方によってはバージョニングが必要ですし、システム環境の配布は多大なコストを必要とします。
仮想化されたマシンは、システム環境の配布に関するコストを軽減しますし、バージョニングに関しても寛大です。
理由 (6) : 資料作成が楽。
仮想化されたマシンは、利用者がいつも使い慣れている環境の上で動きます。
そのため提案書や仕様書、マニュアルを作製する際に、仮想化されたマシンは使い慣れたソフトの一つとして利用できます。
もちろん、物理的なマシンを並べて見比べながら提案書や仕様書、マニュアルを作ることは可能です。
しかし、決定的に有利なのは以下のようなことです。
a.仮想化されたマシンの画面を、すぐにキャプチャできる。
b.仮想化されたマシン上の文字を、(制約はあるが)コピー&ペーストできる。
2台以上のマシンを行き来することは大変です。
そういった意味で、特に私のような提案を主とするものとしては最適です。
もちろん、VMWareを導入することが絶対でもありませんし、ベストではないかもしれません。
しかし、業務を効率的に勧める上で、VMWareを利用することは有効な一手段と言えるでしょう。
もう一つの仮想化技術についてですが、だいぶ長文になりましたのでまたの機会にしたいと思います。
2006年05月04日
仕事にプライベートに、5年ほど前に購入したノートパソコン Sharp メビウス(PC-MC1-3CA)を使っています。
長く使っているのですが、最近 仕事で画像を加工することが多いせいか、いろいろな処理が遅くなってきました。
最近の仕事で、VMWareの利用が必要になりインストールしたところ、ますます処理が鈍化。
考えてみたら、購入したとき128Mのメモリを足しただけで、搭載しているメモリは382M(標準で256M)。
さすがにこれでは非力なので、メモリを買い足すことにしました。
購入したのは、IO・DATAのSDD266-512
メビウスのサポートサイトで適合機種を調べたところ、バッファローやハギワラのメモリでもOKだったのですが、「とりあえずIO・DATA」
購入元は、いつものサクセスです。
載せなおしたところ、快適です。
でも、やはり仕事に使うには、もうこのパソコンでは非力でしょう。
そろそろ、Adobe製品の導入も考えなければなりません。
そうすると、たぶんこのマシンでは仕事に耐えられないと思います。
PanasonicのW5。考えようかな。
2006年04月17日
先日、プリンタの用紙が底をついたので、取引先との打合せの帰りにビックピーカンへ
最近、仕事でのMP800からの出力が多く、紙の消費が多く、インクの減りも早い。
いつも使っている紙は、「キャノン純正 スーパーホワイトペーパーA4」です。
大量に使うには安いですし、インクのノリがいいですから
でも、今回は「キャノン純正 スーパーホワイトペーパー 〜両面厚口〜 A4」も買ってみました。
値段的に大差がなく、提出用でなければこちらの方が効率的ですから。
さて、本当はプリントアウトしないですますのが一番です。
プリントアウトするにはコストもかかりますし、ミスやチェックが増えるとゴミは増え、完了した仕事はシュレッダが必要になります。
そこで記録はなるべく、PDFで残すようにしてます。
最近ではPDFでの書類のやりとりも多くなりました。
しかし、Acrobatは重いです。
Adobe Viewrも重いです。
それに最近は結合したり、しおりをつけたりと、PDFを編集する必要が多々あります。
「Acrobatは重いけど、買わなければ」と考えていました。
さて、先のビックピーカン。紙を買うために寄ったんです。
ピーカンの入り口でワゴンセールをしていました。
ソースネクストのワゴンセール。加えてタイムセールも
最初は「いきなりPDF2 professonal」を買おうかと思っていました。
しかし、機能的に中途半端なので他のものを物色していると
「へぇ、こんなのもあるんだ」
つい、購入してしまいました。
帰ってインストールしてみたところ...軽い!!
Acrobatに比べると、起動が軽いんです。
Adobe Viewerの代わりにもしてみました。
十分です。
早速、仕事でチェックを依頼されたPDFを統合し、しおりをつけ、コメントをつけて返しました。
アイコンやメニューが独特ですが結構使いやすいです。
思わぬいい買い物しました。
2006年03月28日
2006年03月23日
2006年02月08日
今日、注文していたソフトが届きました。
USB HardLocker Plus
なにするソフトで有るかと言いますと、
USB機器を使って、パソコンにカギを掛けるソフト
です。
今回、これを導入した目的は以下の通り
- 外回り用のパソコンの情報保護のため
自前のPCを外に持ち出す場合、中に入っている情報が丸見えでは困るので、こういったソフトが必要となった - 依頼者に提案するため
依頼者から情報漏えい対策を求められたので
このソフトの他にも、USBキーを使ってPCをロックするものは有るが、これを選んだのは以下のような理由です
- 特定のUSBキー以外に、シリアル番号を持つUSB機器であれば何でもキーになる。
- このソフトをバンドルしているUSB機器も有る。
さて、まずはインストールですが今回は東芝 リブレット(クルーソーモデル)に入れることにしました。
ただし、リブレットにはCDドライブが有りませんので、一旦他のPCからUSBメモリにCDの中身をコピーし、そこからインストール。
インストールをはじめる前に、「ユーザ登録をしなさい」ということなので登録フォームに入力し、「登録開始」ボタンを押すと「入力に間違いが有る」と有るので「戻る」ボタンで一つ前に
しかし、戻るとすべての入力値が消えてしまった。
登録はひとまずあと
インストールはすんなり。
さてUSB機器の認識。
すべての機器が認識され、そこからカギを選択。
ここまでは順調。
しかし、秘密領域の作成で問題発生。
秘密領域のサイズを512MBとして、作成開始...1分...2分...5分...10分
終わらない。
やり直したくて強制的にKillしたが、一応できていた。
さて動作確認。
USBを引っこ抜くとロックし、USBを挿すと解除される。
問題なし。
さぁ、個人情報保護などをしなければならない方々
導入してみては?